桜と錨の海軍砲術学校新談話室
今週のサイトの更新 - 桜と錨
2023/11/26 (Sun) 13:38:51
今週のサイトの更新として、「砲術への想い」 で連載しております私の昭和49年度の世界一周の遠洋航海での帰国までの残り、マレーシアのペナン寄港、そしてペナンから横須賀までの2つの記事を追加公開しました。
これにて13回にわたる連載は終了ですが、この後当該遠洋航海についてちょっと補足を纏めることにいたします。
なお、「砲術への想い」はこの後ミサイル護衛艦 「あさかぜ」 の艤装員、そして就役後の初代ミサイル士としての米国でのSQTについてお話ししたいと思っています。
現在では練習艦になっております 「しまかぜ」 「はたかぜ」 が退役しますと、日米からターター搭載艦が全ていなくなりますので、ターター・システムについてもその細部に触れることが可能となりますので。
因みに、ターター・システムは、とうの昔にそのミサイルであるSMー1の生産が終了しているばかりでなく、システムの維持・管理用のスペアー・パーツ類の生産や修理はもちろん、図書類の差し替えも含む技術サポートの全ても終わっています。
したがって 「しまかぜ」 「はたかぜ」 の2隻は既に実質的にミサイル護衛艦としては機能していないのですが、FCSやランチャーなどの装備機器がそのまま残っており、両艦の退役により完全にシステムが無くなります。
オーストラリア海軍の元 FFG-7 級は米海軍に合わせてとうの昔にターター・システムの運用は止め、中には前甲板のランチャーを卸した艦もある様ですが、元 FFG-7 級や元キッド級を使っている台湾海軍はどうしているんでしょうねえ。