桜と錨の海軍砲術学校新談話室
重巡・軽巡 - キャプ専クック
2022/08/03 (Wed) 18:29:50
桜と錨様、こん××は。
毎日のように殺人的暑さが続きますね。私も少々バテ気味です。
ところで、新談話室にいきなりこんな初心の質問を書き込むのは気が引けるのですが、先日ある雑誌に「靑年學校 海軍智識」という復刻版が付録となっていたので購入しました。これがとても面白かったのです。
その中で以前から気になっていた巡洋艦、駆逐艦及び潜水艦にある一等・二等の級別のことです。
これが当時の公式の級別だと思いますが、巡洋艦については別に重巡、軽巡という言い方がありますね。
これは、ロンドン軍縮会議の際の分け方からきていると書いたものがありました。
とすると、その結果当時の海軍でも重巡とか軽巡とか言い習わしていたのでしょうか。
それとも戦後の解説書などが当たり前のように普及させた言葉なのでしょうか。例えば「最上は軽巡として建造されたが、主砲を20.3糎に換装して重巡となった」というような記述があったりします。
はたして当時の海軍軍人は公式の場でないときは重巡、軽巡と言っていたのでしょうか。
ちなみに亡父は一等・二等としか言ってなかったように記憶しているのですが。(ただし、父の現役時代は旧いです)
全く初歩の質問で申し訳ありません
Re: 重巡・軽巡 - 桜と錨
2022/08/04 (Thu) 02:26:23
キャプ専クックさん、こん**は。
当該文書をご覧いただいても、また私のサイトの記事をご覧いただいてもお判りのように、「艦艇類別等級」に定める「一等巡洋艦」「二等巡洋艦」が旧海軍における正規の名称で、「重巡洋艦」「軽巡洋艦」というのはロンドン軍縮条約以降の「heavy cruiser」「light Cruiser」という一般呼称によるもので、日本では重巡・軽巡、甲巡・乙巡、あるいは大巡、巡小などとも呼ばれました。